水と気候、そして地域の技術
何といっても、喜多方そばの魅力は、地域ごとに異なる特性溢れるそばがあることです。喜多方に二度、三度と来たくなる、そば巡りに駆り立てられます。
雄国そば、これは、冷涼な気候が良質のそばを育て上げ、こしがあり、喉越しと香りの良いそばです。ひめゆりそばは、地元産のそばを使い、ひめゆりのように可憐で繊細なそばを手打ちで仕上げます。会津駒形そばは、自家栽培、自家製粉にこだわり、伝統の技法で作られたそばで、きめ細やかでこしが強いのが特徴です。会津都そばは、寒暖の差が大きい気候と清らかな水で育った良質のそば100%使用し、やや透明がかった品の良いそばに仕上がっています。さわやかな香りと喉越しが魅力です。雷神そばは、引き立て、打ちたて、茹でたてにこだわっています。色白でやや太め、繊細ながらも食べ応え十分のそばです。
同じ喜多方そばでありながら、このようにそばが育ち、製粉され、作られる地域によって、そばの質、技法も異なります。どれもその地域ならではの特性を活かし、伝統を受け継ぎ、喜多方そばの魅力を存分に表現しています。